2009年5月1日
大森北4丁目にあるパロスギャラリーでは、スペイン、ラ・マンチャ地方の絵を31年間描き続ける遠藤晴夫さんの絵画展が、5月2日まで開かれています。
平成17年、区内の文化発信基地の一つとして大森北4丁目にオープンしたパロスギャラリー。ここでは、彫刻を中心とした展覧会やクラシックのミニコンサートなど趣向を凝らした様々なジャンルの催しが開かれています。
今回、ギャラリーを華やかに飾っているのは、大田区美術家協会に所属する遠藤晴夫さんの絵画作品、44点です。このギャラリーで、これほど多くの絵画作品を展示したのは今回が初めて。油彩画と水彩画が、段差のある独特なスペースに、飾られています。
画家として遠藤さんが、本格的に絵を描き始めたのは、40歳のときで、スペインの中央部、ラ・マンチャ地方を訪れ、一人の羊飼いに知恵と勇気を感じたことからだそうです。それ以来、遠藤さんは、ラ・マンチャに惚れ込み、31年間、毎年現地に訪れ、絵を描き続けています。
ギャラリーでは、今回の個展のテーマであるオリーブ畑を描いた新作を始め、地平線を埋め尽くすヒマワリなど太陽と大地の恵みを感じさせる作品を見ることができます。
絵画を鑑賞し、まるでスペイン、ラ・マンチャ地方を旅した気分にもなれる「遠藤晴夫絵画展」は、大森、パロスギャラリーで、あした2日まで開催されています。
放送日 2009.5.1 JCN大田 話題・トピックス-記事より抜粋